アレクサンダー・シュマルツ

アレクサンダー・シュマルツは彼のキャリアの初期にすでに、ペーター・シュライアー、エディタ・グルベローヴァ、グレース・バンブリー、そしてアンナ・トモヴァ- シントゥなど、有名な伝説の歌手たちと共演してきました。
現在公演を共にする歌手の中には、長期に渡り共演を繰り返しているマティアス・ゲルネを含め、ダニエル・ベーレ、コンスタンティン・ウルフ、ステファン・ロジェス、イネッサ・ガラント、エヴァ・メイ、レイチェル・フレンケル、チェン・ライスらの名が挙げられます。
さらに室内楽では、セリーヌ・モイネット、アルブレヒト・マイヤー、ディミトリ・アシュケナージ、タチアナ・マスレンコらとも共演もされています。
これら数々の公演に加え、ザルツブルク音楽祭、シュレスヴィヒ - ホルシュタイン音楽祭、タングルウッド音楽祭、プラハの春音楽祭、シュヴェツィンゲン音楽祭など、数々の音楽祭へ招待され、その名はヨーロッパ、アメリカ、日本、韓国の音楽シーンで人気の高い伴奏者としても知られています。また、彼の公演は、ミラノのスカラ座、ウィーン国立歌劇場、ミュンヘン国立歌劇場、シャトレ座、オペラ・バスティーユの円形劇場、アムステルダムのコンセルトヘボウ、ケルン・フィルハーモニー、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス、ロンドンのウィグモア・ホール、ソウル・アートセンター、東京オペラシティ コンサートホール、紀尾井ホール(東京)などでも開かれました。
彼の豊富なレパートリーは数多くのCDとして、またBR、SWR、BBC、ORF、NHK、オランダ ラジオ局などの放送局より記録され保管されています。
また、マティアス・ゲルネの委託により、アレクサンダー・シュマルツはフランツ・シューベルトの作品をインストゥメンタル曲へと編曲いたしました。この編曲は後に、ニューヨークのモストリー・モーツァルト・フェスティバル、ウィーン楽友協会(ウィーン放送交響楽団 によるORF 春の音楽祭)、ドレスデンの聖母教会(ドレスデン・カペルゾリステン)など数々の場で演奏され、素晴らしい成功を収めることとなりました。
アレクサンダー・シュマルツが初めて音楽の世界に関わることとなったのは、ピアノの初レッスンおよびドレスデン十字架合唱団のメンバーとして参加した際のことです。
彼はドレスデンの音楽院で学び、その後トレヒト院で2年間学び、そして最後にロンドンのギルドホール音楽演劇学校でイアンバーンサイドとグラハム・ジョンソンより教授を受けました。
現在、アレクサンダー・シュマルツはライプツィヒ音楽演劇学校で教授として教壇に立ち、さらには世界各地の数多くのマスタークラスで教えるよう招請を受けています。